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ギーダリーオーダージュエリー

18金刻印

お持ちのジュエリーの地金の種類がわからないとき

リメイクしたいジュエリーが手元にあるけれど地金の種類が分からないとき

リメイクしたいジュエリーが手元にあるけれど地金の種類が分からない。という時があります。

・海外でジュエリーを購入された。またはいただいた。
・形見分けとしてもらった。
・セールで購入した。

けど、これって本当に金??メッキなんじゃないだろうか???

お客様のジュエリーの中には信用あるお店から購入されたものもあるでしょうし、いただきものだけどちょっとよくわからないなと思われるものまで事情は様々です。

お手元のジュエリーを指輪やネックレスにリメイクの際、地金を下取りとしてご相殺することができます。

下取り地金の量が多ければ、新しくお作りさせていただくジュエリーへのお支払いがぐっと少なくなります。(場合によってはおつりがくることもあります)
でもこのジュエリーの地金の種類がわからない、、、これって下取りしてもらえるのかな??と思われている方も多いのではないでしょうか?

まずはルーペで刻印を探してみてください。

ルーペ、虫眼鏡でリングの内側やチェーンの場合は留め金具の部分に小さな刻印がありますか?

そのジュエリーの貴金属の種類は刻印によって知ることができます。

K10、K18、K18PG、K18YG、K18WG、K18GP、PT900、SV925、SV950、SILVER…

と表記は様々です。

18金刻印

刻印のアルファベットと数字の意味

10、18、18PG18YG、18WG、・・・・・・Kは金
PT900、PT850・・・・・・・・・・PTはプラチナ
SV925、SV950、SILVER・・・・SVはシルバー

です。そして刻印の表記の


10
18 などKの隣に表記されている数字「その金属の純度」を表しています。

一般的に地金をジュエリーに加工する際に 割金(わりがね)といって純粋な金や銀、プラチナをベースに別の金属が混ぜられています。

これは純粋な金や銀、プラチナはやわらかすぎて傷づきやすいので硬くするためです。(硬さのほかにバネ性や生産性、色調を改善する目的もあります)

純金=混ぜ物がない純粋な金はK24です。

古代のジュエリーはK22以上の純度の高い金ものばかりだそうです。

24を100%と考えます。

K18、18金は24分の18が金で、残りの6が他の金属ですよー。という意味です。
18/24=0.75、75%が金、25%は他の金属ということになります。

金(Au)の割合は
K22・・・91、6%
K14・・・58,3%
K10・・・41,6%
K9・・・37,5%の金(Au)が含まれてますよ。。 ということになります。

また、アルファベットや数字のほかにホールマークと言って海外で作られたジュエリーはそれぞれの国の造幣局などがその貴金属の純度を刻印してあるものがあります。

錨とか王冠とかライオン、燕など様々です。

18PG18YG18WG、などのPG、YG、WGは

PG→ピンクゴールド

YG→イエローゴールド

WG→ホワイトゴールド

と言う意味です。(割金は銅、銀、パラジウムなどで色合いを調整するために比率が変えられたりしています)

プラチナは1000分中950とか900とか850という表記がされています。

例えばPt900→90%は純プラチナであとの10%は他の金属(パラジウムなど)という意味です。

シルバーは純銀は1000となり例えばSV950→95%純銀、5%銅など他の金属が含まれているということになります。

メッキされたものの刻印

GF
GP
(数字)M
1/10とか1/20
GS
NS
などは、メッキを施して金やプラチナの色に見せかけているもので、素材としての価値は低く、リメイクされる際相殺されません。


偽物の場合

ちょっと余談なのですが、日本国内ではジュエリーが作られた際、刻印を打つこと自体「義務」ではなく「任意」とされていますので、実は業者が勝手に刻印できるということなんです。

実は刻印がされているからといって絶対100%信用できる。というものでもないのです。またK18と刻印されているにもかかわらず、18金と比重が同じであるタングステンだという事例もあります。

とはいえ偽物の刻印をすることはお店の信用に繋がることです。

ちゃんとした御商売をされているお店からご購入されたのでしたらそういったことはないと思いますが、いかんせん様々な業者、商品が入り乱れているのが現状の世の中です。

お手元の古いジュエリーの種類がおわかりになられない時、ご相談ください。
(ジュエリーリメイク・他ジュエリーご購入をご検討されている場合のみとさせていただきます)

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